判決書要約文の自動評価
Published in 言語処理学会第31回年次大会発表論文集, 2025
Abstract
一般の文書要約で使われている ROUGE などの自動評価指標は判決書自動要約タスクでも使われている.しかし既存の自動評価指標では判決書要約文に不可欠な要素が,要約文に含まれているかを評価することができない.本研究では,判決書要約文に特化した評価ルーブリックを策定し,それに基づいて法律の専門家による人手評価を行う.そして,その評価データを利用して判決書要約文に特化した自動評価器を構築する.構築した評価器をカッパ係数で評価し,自動評価器と正解データとの一致度が人手評価者の間の一致度を部分的に上回ることを示す.
Recommended citation:
新保彰人, 山田寛章, 徳永健伸. 判決書要約文の自動評価. 言語処理学会第31回年次大会発表論文集, pp. 1974-1979,2025年3月.