事前学習済みモデルを用いた日本語直喩表現の解釈

Published in 言語処理学会第30回年次大会発表論文集, 2024

Abstract
直喩表現(例:ひまわりのような笑顔)に対して,人のような自然な解釈(例:明るい笑顔)の候補を生成するモデルを作成することは,自然言語処理の分野において注目を集めている課題のひとつである.本研究では,事前学習済みマスク言語モデルBERTを用いて直喩表現に対する解釈を生成する.また,形容詞の補完に適したマスク言語モデル(Masked Language Model,MLM) の拡張手法と形容詞-名詞の修飾関係に着目した学習フレームワークを提案する.提案手法の適用によって,直喩解釈のスコアを表すRecall@5は0.296を示し,他比較対象を上回った.

Recommended citation:
鈴木颯仁, 山田寛章, 徳永健伸. 事前学習済みモデルを用いた日本語直喩表現の解釈. 言語処理学会第30回年次大会発表論文集, pp. 3137-3142, 2024年3月.

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